フォトウェディングでも浮かない!日本人に似合うタキシードの選び方
フォトウェディングの要ともなるのが衣装です。男性が着るのはタキシードですが、普段袖を通さないこともあり、着こなしに自信がないという花婿も多いのではないでしょうか?「自分にぴったりのタキシードで写りたいけど、選び方がわからない…!」と悩んでいませんか。今回は、日本人にも似合うタキシードの選び方について解説させていただきます。
ジャストサイズに勝るものナシ!
タキシードは、カラー、デザイン、素材などさまざまなものがあります。その中でも選び方において最も重視すべきポイントはサイズです。これは必ず頭に入れておきましょう。
いくらカラーやデザインで気に入るものがあったとしても、サイズが合っていないものは体型が悪く見えてしまいます。小さいものは論外ですし、着られるからといって大きいものを選んでしまうと「タキシードに着られている」という雰囲気に仕上がってしまうでしょう。
女性のドレスは少々体型が合わなくても補正で何とかできるものですが、タキシードはそういうわけにいきません。「結婚式なのに七五三みたいね」といわれてしまうことのないように、何よりもまずぴったりサイズのタキシードを探すようにしましょう。
明るい色味を恐れないで!
日常生活では、明るいカラーのフォーマルを着る機会があまりないという男性も多いでしょう。慣れていないこともあり、ついついタキシードでも暗い色を選びたくなってしまう気持ちも理解できます。しかし、タキシード選びの際は、ぜひ明るい色味に挑戦してみましょう。
白や白に近いトーンのカラー、明るめのシルバーなどは写真撮影をする際にレフ版効果を発揮し、顔色を明るくしてくれます。画面全体も華やかになり、幸せな雰囲気の演出にもぴったりです。また、ウェディングドレスとの相性もいいので、花嫁さんにも喜ばれるでしょう。
「膨張色だから気になる…」、「明るすぎて馴染めない…」という方は、ベストやネクタイなど、内側に暗い色を持ってくるようにしましょう。ジャケットのカラーが明るくても中心が締まった印象になるので、気にならなくなることが多いですよ。
Iライン・カラー・長さ・デザインの効果を知ろう
上記の基本的な心構えができたら、細かい効果についても知っておきましょう。Iライン、カラー、長さ、デザインについて理解しておくことで、自分の体型に似合うタキシードを選ぶ手助けになります。
まずIラインとは、アルファベットの「I」のような縦長のシルエットのことを指します。このIラインシルエットを意識してコーディネイトを行うと長身に見せることができるため、低身長の男性やぽっちゃり体型の男性は必ず取り入れましょう。もちろん背が高い男性でもその魅力をより活かすことができます。具体的には、上下にカラーのつながりを持たせると効果的です。部分的でもいいので、縦長の統一感を目指しましょう。
カラーには、膨張色と収縮色があります。膨張色とはそのものを大きく感じさせる効果を持つ色のことで、主に暖色系の色が当てはまります。収縮色とはそのものを小さく感じさせる効果を持つ色のことで、こちらは反対に主に寒色系の色が当てはまります。タキシードでとくに注意したいのは収縮色の方です。収縮色には細さや小柄感を強調させてしまう働きがあります。このような観点からも、“ひょろひょろ”と形容されるような痩せ型男性や低身長男性は、締め色の3ピースなどは避けるようにしましょう。
また、タキシードはジャケットの長さにも大きな違いが存在します。長めのジャケットは長身で痩せ型の男性が着ると、バランスがよく見えるため大変映えます。しかし、逆に小柄な男性が着ると重心が下がって見えてしまうため注意が必要です。低身長の男性は前丈が短いテールコートなど、重心を高く見せる工夫がされている長さのものを選ぶと、すっきりとして見えますよ。
最後に、気をつけるべき特徴的なデザインについても確認しておきましょう。まずは、襟周りについてです。さまざまな形のものがありますが、襟周りに注意を払うべきなのはなで肩の男性です。襟幅が狭くなるショールカラーのデザインは、なで肩が強調されてしまうため注意しましょう。襟周りにパイピングのあるものを選べばカバーされるのでおすすめです。
次に、ジャケットが1つボタンのデザインです。こちらはお腹に目が行きやすくなるため、太め体型の男性は避けるようにしましょう。また、裾が丸くなっているタイプのジャケットも太ももに視線を集めやすいため、太って見えてしまうことがあります。このような見え方の効果についても意識しながらフィッティングをすれば、後悔のないタキシード選びにつながります。ぜひ花嫁とも相談しながら、納得のいくタキシードを見つけてくださいね。
タキシード選びにはさまざまなポイントがあることがおわかりいただけたと思います。フォトウェディングの主役といえば女性と思ってしまいがちですが、男性にとっても晴れの日であることは変わりません。ぜひ妥協することなく、自分に似合うタキシードで最高の写真を収めてもらってくださいね!